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「戦争の悲劇を超えて罪なき子供の世界を見事な抒情的純粋さにまで高めた卓越した表現力により」1952年度ヴェネチア国際映画祭サンマルコ金獅子賞(グランプリ)が与えられた。次いでアメリカのアカデミー外国語映画賞、英国アカデミー最優秀作品賞が授与され、日本でも1953年に公開されて「キネマ旬報」の洋画ベスト・テン第1位に選出された。フランス本国では賛否両論だったが、世界中で最も愛され、大ヒットしたフランス映画の名作である。ナルシソ・イエペスのギター独奏による哀しく美しい主題曲「愛のロマンス」、子役たち――11歳の少年役のジョルジュ・プージュリーと特に5歳の少女役のブリジット・フォッセー――の無邪気な可愛らしい名演が涙を誘った。映画の冒頭の爆撃シーンにルネ・クレマン監督の鮮烈なリアリズム描写がきわだつ。
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